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質屋が買取業者と違うのはどの部分?審査無しで利用できる?
質屋の特徴として、品物を預ける代わりにお金を質屋から借りるサービスです。
仕組み自体も「質屋へ預けたい品物を元に査定→査定金を現金として渡す→期限内にお金を質屋へ返す→お金を返す際に預けていた品物も返却」と非常にシンプルです。
預けられている間は手元からは一定期間無くなりますが、物を売らずに現金を得る事ができます。
お金を借りると言う事は審査は有るのではないか?と不安視している人もいるかもしれませんが、質屋では審査自体ありません。
既に品物が担保として入っており、審査をする必要が無いので無審査でお金を借りる事ができます。
借入だと審査が不安な人でも質屋なら質預かりできる品物さえあればお金を用意してもらえるので安心です。
質屋で預けられる物は何?質預かりのお金の査定基準は?
品物を預けてお金にできる質屋と言えど商品価値のある物で無ければ、質屋としてもお断りされます。
預けられる品物は基本的には質屋次第ですが、貴金属及びブランド品は質屋なら必ずと言って良い程取扱っています。
また、以下の商品も質屋によっては取扱っている事も多いです。
・家電製品
・フィギュア及び玩具
・ゲーム
・ファッション
・パソコン
・スマートフォン及びタブレット
・金券
査定基準に関しても質屋次第ですが、買取業者同様に未開封や新品に近くて状態の良い物程高値が付きやすいです。
反対に状態が極端に悪い(部品の欠品が多い、汚れや傷が目立つ)商品だと質屋でも断られるか値がついても安値になる事も多いです。
査定するのは質屋に所属している鑑定士が品物を直接確認し、現在の相場や状態を元に値段を出します。
どの品物でも傷や欠品等が無いかを細かくチェックしていきますが、ブランド品に関しては偽物のも多い為より厳重にチェックされます。
偽物だった場合は質預かり不可、できても安値と高価での質預かりは望めません。
質屋でも利息は発生する?返済できない時の手段はある?
質屋でもお金を借りる以上は月利制の利息も発生します。
利息に関しても質屋が設定していますが、平均で1~8%の間で設定しているのが多いです。
質屋へお金を返す際にはお金と利息を一緒に支払わないといけないので、少し多めに用意する必要があります。
また質屋からお金を借りた際には質札と呼ばれる証明書も発行されており、返済時に一緒に提出する必要があります。
無くしたら再発行しない質屋も多いので、厳重に保管しましょう。
質屋から借りたお金は長くても申込日から約3ヶ月以内には返済しなければいけません。
しかし、返済日までに返済できなかった場合の手段は用意されています。
・預けた品物を買取ってもらう
返済の催促をしない代わりに預けた品物を質屋が買取します。
その代わり、借りていたお金と利息の支払い義務は消失します。
・利息分だけ払って延長
利息分だけ先に払う事で支払期限を伸ばす事もできます。
支払期限も質屋次第ですが、伸ばした分だけ待ってもらえるので買取されたくない時はこちらの利用もできます。
質屋でも買取前提の利用はできる?申込方法に違いはある?
質屋で物を預けてお金を借りるぐらいなら、売ってお金にした方が返済の問題に振り回されなくて良いと考える人も出てきます。
そんな時でも質屋は買取前提での利用もできます。
現在の質屋は品物を預けてお金を借りる質預けとは別に、買取サービスも用意されています。
申込手順も最初の段階で質預けではなく、買取と伝えれば質屋の方も買取手続きを行ってくれます。
後は品物を査定し、買取金の受取と手順自体も買取業者と変わりはありません。
買取申込も店頭申込に加えて、宅配申込も実施しています。
売ろうと思っている品物が多かったり、来店する時間が無い人はこちらを使って買取も可能です。
手順自体もHPから宅配買取の申込を依頼、ダンボールもしくは質屋が用意した梱包キットの中に売りたい品物と買取申込書等の必要書類を纏めて、宅配業者に集荷して質屋へ送って査定してもらいます。
後は査定結果を待って納得すれば入金と質屋だからと言って買取業者の宅配買取と大きく違う点もありません。
物を売らずにリスクも少なく現金が欲しいなら質屋はオススメ
質屋は品物を元に現金を用意してくれる点は買取業者と同じでも、業者に預けた品物が手元から一時的に無くなるか永久に無くなるかの点で大きく違います。
買取だと現金を得るためとは言え、売った後に後悔する人も多く見られます。
しかし、質屋なら質預かりで質屋に預ければ現金は手に入って、期限内にさえお金を返せば品物も帰ってきます。
返済の目処さえ最初に立てておけば、数ヶ月の間は手元から無くなるのを我慢すればお金も手に入って、物も手放さなくて済みます。
仮に返済が間に合わなくても利息分だけ先に払って延長や品物の買取でお金と利息の支払いを無くす方法もあるので、返済できなかった時のリスクも少ないです。
返済にさえ注意すれば数ある現金化方法の中でも比較的リスクが少ないですが、注意点もあります。
その中でも特に気をつけたいのが、膨大な利息を付ける悪徳業者そのものな質屋の存在です。
膨大な利息を取る質屋に運悪く依頼した結果、利息の支払いでトラブルになるケースは多いです。
手段自体はリスクは少なくても、依頼する質屋次第で痛い目を見る可能性も少なからず残っています。
トラブル無く利用するには目についた質屋の評判を下調べして安全性を先に確認してから質屋を利用していきましょう。